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コンクラーベで根競べ、銀の国のお百姓さんがお気楽教皇に?!

根競べのようなコンクラーベ終了!


5回の投票を経て新教皇が決まりました。

コンクラーベが鍵(clavis)のついた部屋という意味で、鎖骨clavicle、鍵盤楽器 clavichordと関連がある言葉だと前回ご紹介しました。鎖骨のどこが鍵なんじゃい?という質問をいただきましたが、昔のことを思ってみましょう。決してカードキーや穴に差し込んでぐるっとまわす鍵ではありません。かんぬきを思い浮かべてくださいね。


銀の国からお百姓さん


さて、新しい教皇はフランシスコ1世。アルゼンチンのお生まれで本名はホルヘさん。

アルゼンチンといえば元素記号のAg。argentつまり銀の国なのですね。日本でも「あるじゃん」という財テク雑誌を見かけたことがありますが…)。もし日本がみずから「黄金の国」をラテン語で名乗るとしたら、Aurum-inaアウラミーナとかなんとか言うのでしょうか。ちなみにジパング、ジャパンは「にっぽん日本」の中国読みから伝わったもの。

ホルヘさんはGeorgeのスペイン語版。「大地、農夫」を表します。geoがつけば地に関係あると思ってよいでしょう。geography地理学、 geology地学、geometry測地学(幾何学)。あのDVDレンタル屋さんのことはよくわかりませんが…

Georgeはいろいろな国に登場します。農業は普遍的な生業ですから、ごもっとも。ドイツ語ならゲオルグ、フランス語ならジョルジュ、イタリアではジョルジオです。日本でも所ジョージさん、山本譲二さん…?!

ホルヘさん、教皇名としてフランシスコ1世を名乗ることになりました。これまたヨーロッパ中にフランク、フランシス、フランソワ…とよく見かけるお名前です。もとは「フランク族の者」のことですが、フランク族だけがガリア地方唯一の自由民であったことから「自由な、おおらかな」という意味が加わりました。日本語で「フランクな人柄」なんていうとちょっと昭和な感じがしますがねえ。


アッシジの聖フランシスコに倣って


さて、11世紀ころから教皇の名前は聖人から選ばれることが殆ど。フランシスコ1世はフランク永井さんではなく、アッシジの聖フランシスコから名づけられました。中央集権化、世俗政治化した制度的教会を離れ、ゆがんだ社会からはじき出された人たちと共に生き、動物、植物、鉱物のすべてに創造主の思いを感じた方、と私は受けとめています。

映画「ブラザーサン・シスタームーン」の英語の主題歌のもととなった聖フランシスコの「被造物の賛歌 Laudes Creaturarum」をご紹介…と思って久しぶりに全文を読んだのですが、今週前半に訪れた福島の風景、こお2年の事情と重なり…しばらく時間をとることにします。ネット上にはイタリア語、英語、日本語の訳も出ていることでしょう。

では、Buon weekend!
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