スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

英語保育?忘れる権利を忘れないで

どうも増えているらしい英語保育。

お子さんの幸せな将来のために、良かれと思って選ぶのはご自由。

そこで忘れてはならないポイントが3つ。

①基本のき:そこで話されている言葉は、人としてステキですか?



小さな子どもの模倣力はすごい。だからこそ子どもに模倣してほしいと思えるような言葉を話すのが大人のつとめ。お子さんの周りの大人たちはお互いを大切にする言葉を使っていますか?

その言葉は、英語ですか?英語でも日本語でもないような…ではありませんか?次のようなところはめったにないことを望んでいますが…大人同士は日本語でやりとり、子どもにむかってカタカナ英語…では幼い耳は混乱してしまいます。


②親御さんに発音コンプレックスはありませんか?


子どもがかわいい発音で英語を話すと、おおっと思う方も多いようで。うちの子も早く習わせないと、自分みたいに苦労するのでは…と気になるもの。

人間の神経・生理的な成り立ちをあえてひとことで申しますと…たっぷり受信してあふれでたものが発信となり、それをセルフモニターして磨いたものがスキルとなります。技は盗め!といった親方は正しかった!発音にコンプレックスのある大人の場合、中高時代にカタカナ英語の先生の発音をたっぷりきいたのかもしれません。きいたものがあふれてくる、という点ではまったくまっとうですが…

発音の場合、耳が英語の周波数帯とリズム、イントネーションをとらえられるようになると、反射的に舌の位置も英語用の位置になって、発音もソレらしくなるのです。これは大人になっても十分できます。本格的におやりになりたければトマティス・メソッドへどうぞ。そうでなくてもネイティブが自然に話しているスピードの録音を日本語なしで3か月以内に100時間お聞きになれば、ウェルニッケ野に英語言語中枢が分化することでしょう。

ヴァイオリンで知られる鈴木メソッドは、まず親御さんがヴァイオリンに取り組みます。それを見たお子さんが「なんだか面白そうだ!」と引き込まれる仕組み。

英語だってこの順番で大丈夫。親御さんが嬉々として学ぶ様子を見られるお子さんはなんて幸せなことでしょう。お金も時間もかからない独学方法なら、私がお手伝いいたします。

こちらをクリック→ 英語マスターは科学的独学で!通訳養成法と優位感覚


③子どもたちの忘れる権利を忘れないで


子どもとなると吸収力ばかりが注目されますが、忘れる力だってあるんです。英語だってリアルな場面で使わなければなまります。親戚たちが「英語で~って言ってごらん」なんて子どもに言うのも、子どもが得意になって言っているなら、まあかまいませんが、英語を使う状況としては相当特殊です。子どもは九官鳥ではありませんし。

使わないものは忘れるのはアタマのデフラグとしてあたりまえ。デフラグしたところに新しくて大切なことを書き込むんです。これを神経可塑性といって、生涯変わらない性質とされています。

サッカーに夢中で英語がおるすの中学生のぼっちゃんに向って「小さいころはよくできたのに」なんてお小言ってもご本人は戸惑うばかりです。お雛様を一年中出しておけ、と言われているようなものですから。


オトナのコンプレックスと不安を投影されて、ではなく
楽しく学び続ける大人の背中をみて、
子どもたちがうらやましがって学ぶような世の中にしたい!!
スポンサーサイト

コンクラーベで根競べ、銀の国のお百姓さんがお気楽教皇に?!

根競べのようなコンクラーベ終了!


5回の投票を経て新教皇が決まりました。

コンクラーベが鍵(clavis)のついた部屋という意味で、鎖骨clavicle、鍵盤楽器 clavichordと関連がある言葉だと前回ご紹介しました。鎖骨のどこが鍵なんじゃい?という質問をいただきましたが、昔のことを思ってみましょう。決してカードキーや穴に差し込んでぐるっとまわす鍵ではありません。かんぬきを思い浮かべてくださいね。


銀の国からお百姓さん


さて、新しい教皇はフランシスコ1世。アルゼンチンのお生まれで本名はホルヘさん。

アルゼンチンといえば元素記号のAg。argentつまり銀の国なのですね。日本でも「あるじゃん」という財テク雑誌を見かけたことがありますが…)。もし日本がみずから「黄金の国」をラテン語で名乗るとしたら、Aurum-inaアウラミーナとかなんとか言うのでしょうか。ちなみにジパング、ジャパンは「にっぽん日本」の中国読みから伝わったもの。

ホルヘさんはGeorgeのスペイン語版。「大地、農夫」を表します。geoがつけば地に関係あると思ってよいでしょう。geography地理学、 geology地学、geometry測地学(幾何学)。あのDVDレンタル屋さんのことはよくわかりませんが…

Georgeはいろいろな国に登場します。農業は普遍的な生業ですから、ごもっとも。ドイツ語ならゲオルグ、フランス語ならジョルジュ、イタリアではジョルジオです。日本でも所ジョージさん、山本譲二さん…?!

ホルヘさん、教皇名としてフランシスコ1世を名乗ることになりました。これまたヨーロッパ中にフランク、フランシス、フランソワ…とよく見かけるお名前です。もとは「フランク族の者」のことですが、フランク族だけがガリア地方唯一の自由民であったことから「自由な、おおらかな」という意味が加わりました。日本語で「フランクな人柄」なんていうとちょっと昭和な感じがしますがねえ。


アッシジの聖フランシスコに倣って


さて、11世紀ころから教皇の名前は聖人から選ばれることが殆ど。フランシスコ1世はフランク永井さんではなく、アッシジの聖フランシスコから名づけられました。中央集権化、世俗政治化した制度的教会を離れ、ゆがんだ社会からはじき出された人たちと共に生き、動物、植物、鉱物のすべてに創造主の思いを感じた方、と私は受けとめています。

映画「ブラザーサン・シスタームーン」の英語の主題歌のもととなった聖フランシスコの「被造物の賛歌 Laudes Creaturarum」をご紹介…と思って久しぶりに全文を読んだのですが、今週前半に訪れた福島の風景、こお2年の事情と重なり…しばらく時間をとることにします。ネット上にはイタリア語、英語、日本語の訳も出ていることでしょう。

では、Buon weekend!

テーマ : 語源でニュース深読み - ジャンル : ニュース

優位感覚で英語の学びをカスタマイズ

「よくきく、よくみる、よくする」


自由学園創立者のひとり、羽仁吉一先生のことばです。


今でこそ優位感覚、学習スタイルという言葉が
知られるようになりました。
それを吉一先生は20世紀前半に
見抜いていらしたのでしょう。
人間は主に3つの感覚、視覚・聴覚・体感覚
をチャンネルとして学ぶといわれます。
(お料理学校では味覚も大事ですね!)

ただ、常にこの3つを均等に使っているわけでは
ありません。人によってお気に入りのチャンネルがあり、
それをその人の「優位感覚」と言います。

どれがお気に入りでも構わないのですが、
それしか使わない、そこから動けないのは頂けません。
まあ、おとなが普通に生活していれば
テレビのチャンネルを変えるように
(最近はリモコンですが)
自然に切りかわるようにはなっていますが…


英語学習と優位感覚さん


それぞれの優位さんの姿を
ほんの少しご紹介しましょう…


視覚優位さんは目で見て習得するのが得意。
部屋やカバンも片付いていて、
ノートもきれいなことがしばしばです。
つづりも見て覚えますが、
発音へのこだわりはそれほど強くないようで…。
聴くより読むほうが得意です。


聴覚優位さんは耳から吸収します。
先生の発音にもウルサク、気に入らないと
聞く気がうせてしまいます。発音もすぐに習得、
生き生きと音楽的な話し方をします。
読むより聴く方が得意です。


体感覚優位さんは身体を動かして学びます。
つづりも実際に書くとよく覚えられます。
手足でリズムをとりながら話すことも。
カードを使ったアクティビティや、みんなで
円に並んでゲームをすると俄然はりきって覚えます。


ほかにも複数の感覚ミックスの方などバラエティも豊かです。


まず大人が
自分の押しつけやめましょう



親子で優位感覚が違っていてもちっとも
おかしいことはありません。違いに気づくと
空しい親子喧嘩が減らせることでしょう。
聴覚優位で音読大好きのお母さんにとって
教科書は音読するもの。音読しないお子さんは
勉強していないと思えてなりませんでした。でも、
視覚優位のお子さんは黙々と読んだほうが入るのです。


さて、学校で損をしがちなのが
体感覚優位の子ども達です。じっと椅子に座って、
先生の話を聴いて、黒板を写して…という昔式の授業は
体感覚優位タイプにはフェアではありません。


学校にもよりますが、
先生は聴覚優位が多いと言われます。
「宿題は9ページまで」
「えー、先生、黒板に書いてくださーい」
「このくらいちゃんと聴いてなさい」
これも聴覚優位の先生と視覚優位の子ども達のあいだの
すれ違いかもしれません。先生は自分の優位感覚、
偏りを道徳的価値として押し付けることなく、
全タイプの子ども達のニーズを満たすよう
気をつけるべきだと私は考えるのですが。


授業プランも視覚・聴覚・体感覚アクティビティの
バランスを意識して…つまり生徒たちの活動、
プロセスを想像して描いてはいかがでしょう。


英語教育の世界で
「読む、書く、聴く、話すの4技能のバランス良い授業」
というとき、なんだかイヤな感じがするのです。
タスクとプロセスを取り違えているようで…
言葉の身体性を忘れているようで…違和感を感じます。


優位感覚を活かせば英語独学もOK!


さて、大人が独学するときは、優位感覚を遠慮なく
駆使しつつ、あまり使わない感覚も
刺激するのがよいでしょう。


たとえば、聴覚優位さんには、聴いて言うだけの
シャドーイングよりも、聴いて書いて読んで
確かめるディクテーションのほうがチャレンジング、
ということになります。


いわゆる通訳トレーニングは実は初心者を含めて
すべての方に有効な「自主筋トレ」。
これを優位感覚にあわせてアレンジします。
外国語独学したい大人の方、お子さんの家庭学習に
めりはりをつけたい方にぴったりのワークショップ、
ちょっとかわいいグループゲームも用意しています。
横浜山手で、桜をながめながらご一緒に。
クリック→
【通訳養成トレーニングと学習優位感覚で
英語独学ワークショップ】

テーマ : 学びのサイエンス - ジャンル : 学校・教育

コンクラーベと鎖骨とピアノ

ローマ教皇ベネディクト16世の退位にともない、
教皇選挙をさすコンクラーベという言葉を
たびたび耳にします。


「ローマ教皇選挙がなんで『根競べ』?!」
枢機卿の皆さんには根性も必要でしょうが…


まさかそんなわけはありません。

今日は神経可塑性と外国語習得のテーマを
ちょっと後回しにして語源のお話により道します。


実はコンクラーベではなくてコンクラー「ヴェ」なんです。
これはラテン語のcum clavisに由来します。


cum は「共に、ついている」
clavisは「鍵、かんぬき」という意味で
「鍵つき」部屋を表します。



昔むかしの教皇選挙が紛糾し、
業を煮やした民衆が選挙人である枢機卿たちを
部屋に閉じ込めて鍵をかけ
「ちゃんと決まるまでは出てきちゃダメ」
としたのがコンクラ―ヴェの起源とされています。


女子パウロ会の教皇選挙解説はここをクリック


さて、cumはcon(m)と母音を代えて英語に入って
来ました。


例えばcompany。会社、と思い浮かびますが、
もともとは一緒にパンをたべる仲間のこと。
会社はそういう仲間と運営するものなのですね。
いまではcomも出世したもので、
ネット上はパン抜きの「.com」だらけです。


さて、clavisはそのままでは英語では
あまり見かけません。

鍵のような日常品は南欧からラテン語を
輸入するまでもなく

caegというゲルマン語系の名前が
もうちゃんとついていましたから。


その代わり忍び込んだのが医学と音楽の世界。


clavicle「小さな鍵、かんぬき」と呼ばれるのは…
鍵骨…ではなくて、鎖骨です。


250px-Clavicle_-_anterior_view.png



そして、弦に直接触れずに、「clavis 鍵、かんぬき」を
動かして叩いたり弾いたりするのが「鍵盤」楽器、
クラヴィーアclavierというわけです。

DSC01904_web2.jpg


これをゲルマン的に言えばkey boardですから
これを書くために私がいま指を走らせているのも
クラヴィーア、ということになりますね。



ちなみにご高齢とご心労で退位なさった
ベネディクト16世。Benedictは
bene「良い・善い」+dict「ことば」から
成り立っています。
「賛歌・祝福」と訳されることが多いようですが
語源をふりかえると「祝詞」(のりと)なんて
言ってみたくなります。

ああ!語源の話はつきません~。


テーマ : 英語・英会話学習 - ジャンル : 学校・教育

lingua musica
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。