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【レポート】英語独学したい大人を科学的アプローチで応援するワークショップ

先週末、花と緑のあふれる横浜山手でこんなワークショップを開きました。大人と学ぶと言う初めての試みに、すてきな大人の女性たちが集まってくれました。平日のまる一日を本当にありがとうございます。

独学


これまで、おそらく300回くらい、「どうして英語ができるようになったの?」と訊ねられました。私が通訳していたセミナーの休憩時間にたまたまトイレで一緒になって…なんていう場面もありました。でも、英語ができないことがご自分の勉強の足かせになっていることを本気で悔しがっておられる声が圧倒的でした。ことばで説明するくらいなら、実際に体験できる場と道具を作ろう、と思い、やっと第一回が実現しました。

「英語の独学を応援する」というタイトルの奥に私はある目的をはっきり感じていました。「めいめいが自分がすでに持っている宝に気付き、それを自分で使う」ということです。このことをはっきりと言葉で思うようになったのは福島の原発事故後のことです。私は相当な節電家です。でも、あの日以来、感じ方の次元が違うのです。たとえば、仕事の合間にちょっとコーヒーでも飲もうと電気やかんのスイッチを入れる時…、あたためなおすのに電子レンジをセットする時…こんなことのために電気を使ってよいものか…こんなに便利な道具ばかり使って、自分の手間をかけないでよいのか…と相当な抵抗を感じるのです。お湯は、木をこすり合わせて火を起こし、裏の畑に積んである枯れ木をもやして沸かすものだろう…と本気で思うのです。

自分という道具を使わずに、外にある便利なものを使っている時…もしかしたら、どこかから、自分のものにしてはならないものをもってきて自分のものにしているのではないか…そう思えてならないのです。そんな思いで英語学習業界を見ると、同じような傾向が見受けられました。

なぜか、英語学習「業界」では、ある方法が万人に有効であるかのように喧伝されることがしばしばです。そんな方法どうしの「こっちが本物!」のような比較と競争は実に興趣に欠けるもの。ひとはそれぞれに学び方も個性的。甲の薬は乙の毒とまではいかなくても、万能薬のような方法なんて眉唾物です。

「外」で作られた「方法」にあれこれ目移りするのではなく、「内なる宝」である自分の学習スタイルを知ることへと方向転換をおすすめしました。

そのために人間の学習優位感覚(視覚・聴覚・体感覚)という素晴らしい仕組みをお話しし、それを活かすエクササイズをいろいろ…お手玉を使って生き生きとしたリズムをつけたり…シャドウイングを録音したり…まあ、いろいろやりましたねえ!

科学的根拠のあるエクササイズほど、芸術になりうる、
とも実感しました!

素材はA King of All Irelandというユーモラスな民話の出だし。ワークショップの始めにCDで聴いたときには、ほとんど何を言っているかわからなかったのに、エクササイズの後では「なんだかゆっくりはっきり言い直してくれてるみたい!」なほどの変化がありました。身体を動かし、感覚を使って、自分という器をぴかぴかに磨いたみなさんの力です!

これからはオリジナルのストーリーテリング録画・録音を素材に、講座・教材を立体的に作ってまいります。人間の生きる、愛する、老いる、笑う、病む、悲しむ、死ぬ、に寄り添えるような内容のもののみ、ご紹介するつもりです。おつきあいいただければ幸いです。

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テーマ : 英語・英会話学習 - ジャンル : 学校・教育

英語保育?忘れる権利を忘れないで

どうも増えているらしい英語保育。

お子さんの幸せな将来のために、良かれと思って選ぶのはご自由。

そこで忘れてはならないポイントが3つ。

①基本のき:そこで話されている言葉は、人としてステキですか?



小さな子どもの模倣力はすごい。だからこそ子どもに模倣してほしいと思えるような言葉を話すのが大人のつとめ。お子さんの周りの大人たちはお互いを大切にする言葉を使っていますか?

その言葉は、英語ですか?英語でも日本語でもないような…ではありませんか?次のようなところはめったにないことを望んでいますが…大人同士は日本語でやりとり、子どもにむかってカタカナ英語…では幼い耳は混乱してしまいます。


②親御さんに発音コンプレックスはありませんか?


子どもがかわいい発音で英語を話すと、おおっと思う方も多いようで。うちの子も早く習わせないと、自分みたいに苦労するのでは…と気になるもの。

人間の神経・生理的な成り立ちをあえてひとことで申しますと…たっぷり受信してあふれでたものが発信となり、それをセルフモニターして磨いたものがスキルとなります。技は盗め!といった親方は正しかった!発音にコンプレックスのある大人の場合、中高時代にカタカナ英語の先生の発音をたっぷりきいたのかもしれません。きいたものがあふれてくる、という点ではまったくまっとうですが…

発音の場合、耳が英語の周波数帯とリズム、イントネーションをとらえられるようになると、反射的に舌の位置も英語用の位置になって、発音もソレらしくなるのです。これは大人になっても十分できます。本格的におやりになりたければトマティス・メソッドへどうぞ。そうでなくてもネイティブが自然に話しているスピードの録音を日本語なしで3か月以内に100時間お聞きになれば、ウェルニッケ野に英語言語中枢が分化することでしょう。

ヴァイオリンで知られる鈴木メソッドは、まず親御さんがヴァイオリンに取り組みます。それを見たお子さんが「なんだか面白そうだ!」と引き込まれる仕組み。

英語だってこの順番で大丈夫。親御さんが嬉々として学ぶ様子を見られるお子さんはなんて幸せなことでしょう。お金も時間もかからない独学方法なら、私がお手伝いいたします。

こちらをクリック→ 英語マスターは科学的独学で!通訳養成法と優位感覚


③子どもたちの忘れる権利を忘れないで


子どもとなると吸収力ばかりが注目されますが、忘れる力だってあるんです。英語だってリアルな場面で使わなければなまります。親戚たちが「英語で~って言ってごらん」なんて子どもに言うのも、子どもが得意になって言っているなら、まあかまいませんが、英語を使う状況としては相当特殊です。子どもは九官鳥ではありませんし。

使わないものは忘れるのはアタマのデフラグとしてあたりまえ。デフラグしたところに新しくて大切なことを書き込むんです。これを神経可塑性といって、生涯変わらない性質とされています。

サッカーに夢中で英語がおるすの中学生のぼっちゃんに向って「小さいころはよくできたのに」なんてお小言ってもご本人は戸惑うばかりです。お雛様を一年中出しておけ、と言われているようなものですから。


オトナのコンプレックスと不安を投影されて、ではなく
楽しく学び続ける大人の背中をみて、
子どもたちがうらやましがって学ぶような世の中にしたい!!

優位感覚で英語の学びをカスタマイズ

「よくきく、よくみる、よくする」


自由学園創立者のひとり、羽仁吉一先生のことばです。


今でこそ優位感覚、学習スタイルという言葉が
知られるようになりました。
それを吉一先生は20世紀前半に
見抜いていらしたのでしょう。
人間は主に3つの感覚、視覚・聴覚・体感覚
をチャンネルとして学ぶといわれます。
(お料理学校では味覚も大事ですね!)

ただ、常にこの3つを均等に使っているわけでは
ありません。人によってお気に入りのチャンネルがあり、
それをその人の「優位感覚」と言います。

どれがお気に入りでも構わないのですが、
それしか使わない、そこから動けないのは頂けません。
まあ、おとなが普通に生活していれば
テレビのチャンネルを変えるように
(最近はリモコンですが)
自然に切りかわるようにはなっていますが…


英語学習と優位感覚さん


それぞれの優位さんの姿を
ほんの少しご紹介しましょう…


視覚優位さんは目で見て習得するのが得意。
部屋やカバンも片付いていて、
ノートもきれいなことがしばしばです。
つづりも見て覚えますが、
発音へのこだわりはそれほど強くないようで…。
聴くより読むほうが得意です。


聴覚優位さんは耳から吸収します。
先生の発音にもウルサク、気に入らないと
聞く気がうせてしまいます。発音もすぐに習得、
生き生きと音楽的な話し方をします。
読むより聴く方が得意です。


体感覚優位さんは身体を動かして学びます。
つづりも実際に書くとよく覚えられます。
手足でリズムをとりながら話すことも。
カードを使ったアクティビティや、みんなで
円に並んでゲームをすると俄然はりきって覚えます。


ほかにも複数の感覚ミックスの方などバラエティも豊かです。


まず大人が
自分の押しつけやめましょう



親子で優位感覚が違っていてもちっとも
おかしいことはありません。違いに気づくと
空しい親子喧嘩が減らせることでしょう。
聴覚優位で音読大好きのお母さんにとって
教科書は音読するもの。音読しないお子さんは
勉強していないと思えてなりませんでした。でも、
視覚優位のお子さんは黙々と読んだほうが入るのです。


さて、学校で損をしがちなのが
体感覚優位の子ども達です。じっと椅子に座って、
先生の話を聴いて、黒板を写して…という昔式の授業は
体感覚優位タイプにはフェアではありません。


学校にもよりますが、
先生は聴覚優位が多いと言われます。
「宿題は9ページまで」
「えー、先生、黒板に書いてくださーい」
「このくらいちゃんと聴いてなさい」
これも聴覚優位の先生と視覚優位の子ども達のあいだの
すれ違いかもしれません。先生は自分の優位感覚、
偏りを道徳的価値として押し付けることなく、
全タイプの子ども達のニーズを満たすよう
気をつけるべきだと私は考えるのですが。


授業プランも視覚・聴覚・体感覚アクティビティの
バランスを意識して…つまり生徒たちの活動、
プロセスを想像して描いてはいかがでしょう。


英語教育の世界で
「読む、書く、聴く、話すの4技能のバランス良い授業」
というとき、なんだかイヤな感じがするのです。
タスクとプロセスを取り違えているようで…
言葉の身体性を忘れているようで…違和感を感じます。


優位感覚を活かせば英語独学もOK!


さて、大人が独学するときは、優位感覚を遠慮なく
駆使しつつ、あまり使わない感覚も
刺激するのがよいでしょう。


たとえば、聴覚優位さんには、聴いて言うだけの
シャドーイングよりも、聴いて書いて読んで
確かめるディクテーションのほうがチャレンジング、
ということになります。


いわゆる通訳トレーニングは実は初心者を含めて
すべての方に有効な「自主筋トレ」。
これを優位感覚にあわせてアレンジします。
外国語独学したい大人の方、お子さんの家庭学習に
めりはりをつけたい方にぴったりのワークショップ、
ちょっとかわいいグループゲームも用意しています。
横浜山手で、桜をながめながらご一緒に。
クリック→
【通訳養成トレーニングと学習優位感覚で
英語独学ワークショップ】

テーマ : 学びのサイエンス - ジャンル : 学校・教育

英語、小さいころ始めたのに…の科学的理由①

子どもがアメリカの子役のような発音で二言、三言英語を口にすると、おおっ!と驚く大人がいるものです。


「うらやましいな~♪僕も幼児英語やりたかった」
うちの子にも早くいい教室を見つけなきゃ」
子どもは呑み込みが早いからね~」
臨界期を過ぎちゃうとキビしいみたいだし」



子どもたちにできるだけ豊かで幸せな未来を願う大人が、幼いうちから英語をプレゼントしておきたいと思うのはごもっとも。


ただ、幼いうちに英語にふれるかどうかで一生が決まるわけではありません。人間はもっとすばらしく創られています。
お子さんにはお子さんの、大人の方には大人の方のすばらしさがあるのです。慌てたり、後悔したりはもったいない。その理由を3回にわたってお話します。


【臨界期はCritical Period
Final Call
じゃありません】

まるで飛行機の最終呼び出しのようですが…かっこいい英語習得の最終締め切りではありません。そもそも「臨界期仮説」は母語習得に関する仮説のひとつ。ある年齢を超えた野生児が言語を習得できるかどうかの研究から唱えられました。その資料を読むと、野生児が言語を「習得しなかった」のは、「教え方が下手だったんじゃないの?」と私には思えてなりません。


臨界期そのものの存在が実証されたわけではないのに、「絶対音感」と同様、日本では独特な存在感を持っているのは、なんともいやはや…。

ご参考:臨界期仮説を再検証(英語)


【脳にも庭師がいるんです!
ニューロンの刈込み
Neuro-pruning】
憶えるのが得意なコンピューターも、使わない機能、いらないごみファイルを片づけないと動作が重くなって困ります。


わたしたちの脳には、そんなレジストリクリーナーがもともとインストールされています。よく使う回路のニューロンが脂質でしっかり覆われ、そうでないものが裸でいると…ある物質が分泌されて……裸のニューロンは…さようなら、よく使っているニューロンがしっかり残ります。これをニューロンの刈込みと言います。


どんなに小さいころにどんなに沢山英語にふれさせられ、習得したとしても、自分にとってそのとき不要であれば片づける自由がある、と言ってもよいでしょう。


だから、「小さいころはあんなにかわいく英語を話していたのに、中学に入ったらサッカーばっかりで英語はまるでダメ…」なんて嘆かないことです。ぼっちゃんはアタマのレジストリクリーニングをちゃんとおやりになりました。

ご参考:ティーンのニューロン刈込み(英語)


ただ、これは私の憶測ですが、コンピューターのレジストリクリーニングと人間のニューロンの刈込みは少し違うようです。ニューロンという物質がなくなっても、パターンはどこかに覚えていて、また必要になったら埋め戻せるようになっているに違いない、と思うことがしばしばです。


ちょっと待って…?
幼いころにせっかく教えても、剪定してポイ…?


それがいいところなんです。


人間は庭のよう。いろいろな植物を楽しみながら、全体性を保つ庭園。
剪定した挙句庭がハゲ山のまま…なんてことにはなりません。


そこで次のキーワードは神経の可塑性 Neuro-plasticityです。
なんだかヘルメットを思わせる用語ですが…

テーマ : 英語・英会話学習 - ジャンル : 学校・教育

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